刑事事件は必ず裁判になりますか？

刑事事件を起こしてしまったとしても、また、逮捕されてしまった場合も、必ず裁判になるとは限りません。

刑事事件は、①逮捕、②送致、③勾留、④起訴、⑤刑事裁判、⑥判決という流れで行われます。
裁判になるのは、④起訴までされてしまった場合のみです。②送致されずに釈放されたケースや、④起訴されずに不起訴処分になれば裁判にならずに解決できることがあります。

裁判を回避するためには、起訴が決定する前に被害者と示談交渉をし、被害届を取り下げてもらったり、被害弁償をしたり、検察官に不起訴処分にしてもらうよう交渉が必要です。また、罰金以下の刑にあたる比較的軽微な罪であれば、公開された刑事裁判を行わない略式手続きが行われることもあります。

なお、裁判になってしまった場合、逮捕地や罪状によって扱われる裁判所の場所が異なります。福岡市やその近郊の場合、以下の裁判所で刑事裁判が行われています。担当弁護士に裁判所の場所や期日を確認しましょう。
福岡地方裁判所（福岡県福岡市中央区六本松4-2-4）
福岡地方裁判所 飯塚支部（福岡県飯塚市新立岩10-29）
福岡地方裁判所 直方支部（福岡県直方市丸山町1-4）
福岡地方裁判所 久留米支部（福岡県久留米市篠山町21）